【デル アンバサダープログラムに参加しています】
この度出るデル アンバサダープログラムの体験モニターに参加させていただくことになったため、すでに販売が終了しているAlienware(エイリアンウェア)m16をお借りしたので実機レビューを紹介します。
2024年7月時点ではAlienware(エイリアンウェア)m16 R2という後継機が販売されています。
使用した感想を率直に記載していいというプログラムであるため、素直な意見を記載しております。
しかし、筆者の考える「ゲーミングノートPC」のポジショニングの感覚があるので、以下の内容が前提です。
ゲーミングノートPCで理解しておくこと
- 持ち運びができるゲーミングPCが欲しい方向け
- デスクトップ型とノート型のゲーミングPCは用途は同じでも同じものとして比較しても意味がない
- 電源接続が基本で、充電した状態で電源未接続の使用が基本ではない(バッテリー持ちはサブ的用途)
特にデスクトップ型とノート型で比較することがよくありますが、「持ち運びができるかどうか」という点で全く異なるものであると考えてください。
「持ち運びができる」「省スペース」のノート型のゲーミングPCでないといけないという方のためのモデルです。
デスクトップ型でもノート型でもいいという方向けのモデルではありません。
当サイトではデスクトップ型のゲーミングPCの実機レビューを多数公開しているので、ご確認ください。
この記事を読むことにより、Alienware m16の使用感を知ることができ、現在発売中のAlienware m16 R2についても知ることができます。
また、ゲーミングノートPC選びの参考になります。
>>DELL公式サイトゲーミングPCページはこちら<<
Alienware m16 R2とAlienware m16の違い
大きな違いはCPUにあります。
Alienware m16は「Core iシリーズ」でAlienware m16 R2は「Core Ultraシリーズ」を搭載しています。
コア数などの違いがありますが、「Core Ultraシリーズ」はAI処理に長けたCPUです。
ゲーミングPCとしてのパフォーマンスの良さは一概には言えませんが、理論上Core Ultraシリーズのほうが高いといえます。
省電力性やパフォーマンスの効率化など、AI処理を得意とするCore UltraシリーズはゲーミングノートPCとの相性がいいです。
その他にも接続端子やAlienware m16 R2には「ステレスモード」という静音でキーボードなどのRGBをOFFにするモードが搭載されています。
Alienware m16 R2は今回の紹介するAlienware m16よりもパワーアップしています。
Alienware(エイリアンウェア) m16のスペックについて
今回使用したエイリアンウェアm16のスペックについて紹介いたします。
項目 | Alienware m16 |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | インテル Core i9-13900HX (36 MBキャッシュ、24コア、最大5.40 GHz) |
グラフィック | NVIDIA GeForce RTX 4070 8GB GDDR6 |
ディスプレイ | 16インチ(16:10、QHD+2560×1600、240Hz) |
メモリ | 32 GB(2 x 16 GB DDR5、4800 MHz) |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe Gen4 SSD |
電源 | 330 W SFF ACアダプター(7.4 mmバレル) |
接続端子 |
【左側面】
|
サイ ズ/重さ | 幅:368.9 × 奥行き:289.9 × 高さ:25.4 mm / 最大重量:3.25kg(構成によって異なる) |
保証期間 | 1年間 |
DELL公式サイトはこちら(類似品) | 詳しくはコチラ |
それぞれのスペックについて詳しく紹介します。
>>DELL公式サイトゲーミングPCページはこちら<<
CPU・GPU|ハイパフォーマンスモードは注意が必要・騒音チェック
項目 | Alienware m16 |
---|---|
CPU | インテル Core i9-13900HX (36 MBキャッシュ、24コア、最大5.40 GHz) |
グラフィック | NVIDIA GeForce RTX 4070 8GB GDDR6 |
CPUについてはインテル Core i9-13900HX、GPUはNVIDIA GeForce RTX 4070であるため、ゲーミングノートPCとしてはハイスペックであるといえます。
CPUとGPUの詳細は以下のとおりです。
CPUのレンダリング時のパフォーマンスを図るCinebench R23のスコアも確認したので、必要であればご確認ください。
スコアだけを見ると、ゲーミングPCのCPUとして人気の AMD製 Ryzen 7 7800X3Dと同じくらいのスコアです。
GPUのパフォーマンスはFF15ベンチマークで確認しました。
フルHD(1920×1080) | WQHD(2560×1440) | 4K(3840×2160) |
---|---|---|
11468(とても快適) | 8388(快適) | 4687(やや快適) |
ゲーミングノートパソコンとしては十分なパフォーマンスではないでしょうか。
実際のゲーム時のパフォーマンスは後述していますが、スコアどおりの感じでRTX4070を搭載することより負荷の大きいゲームも快適にプレイできます。
実はAlienware m16にはハイパフォーマンスモードというものがあり、パフォーマンスを一時的に向上させるモードがあります。
ハイパフォーマンスモードを使用すると、スコアがあがってパフォーマンスが向上しますが、あまりおすすめしません。
ハイパフォーマンスモードを使用した際のCPUの温度が99℃と100℃を行ったり来たりする挙動があったからです。
下記画像はFF15ベンチマークを確認しながら、CPU温度などをモニタリングした際の画像です。
平均が82℃で最高が100℃になっていることがわかります。
CPUの温度がここまであがると、PCの不具合や寿命にかかわると考えるためおすすめしません。
BIOSの設定で電力を制限すれば温度をあげない設定にできますが、今回は貸し出し機器だったのでそこまでしていません。
基本設定はこのような状況であると考えられるため、ハイパフォーマンスモードを常時使うことは避けた方がいいと考えられます。
また、ハイパフォーマンス時の騒音は平均で70db(電話のベルや騒がしい街頭)でそこそこ大きいので、やはりおすすめはできないです。
冷却性能については、Alienware Cryo-Techという冷却テクノロジーを採用しているということで、十分に冷却しています。
メモリ・ストレージSSD|読み書き速度
項目 | Alienware m16 |
---|---|
メモリ | 32 GB(2 x 16 GB DDR5、4800 MHz) |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe Gen4 SSD |
メモリ容量は32GBで伝送速度の速いDDR5が搭載されています。
Alienware m16 R2は64GBまで拡張が可能です。
ストレージは1TB M.2 NVMe Gen4 SSDが搭載されており、読み書き速度も下記のとおり十分なパフォーマンスを確認できました。
読み込み速度がかなり速いので、PCやアプリの起動がスムーズです。
ディスプレイ・オーディオ|リフレッシュレート240Hz
項目 | Alienware m16 |
---|---|
ディスプレイ | 16インチ(16:10、QHD+(2560×1600)、240Hz) |
解像度はQHD+(2560×1600)、リフレッシュレートは240Hzです。
視野角はかなり広いため、IPSもしくはVAパネルが搭載されていると考えられます(公式サイトでの情報見つけられず)
16インチの高いリフレッシュレートでゲームができるため、ディスプレイに接続せずとも臨場感のあるゲーム体験が可能です。
また、オーディオはAiを活用したノイズキャンセリングにより、没入感が保たれます。
しかし、ヘッドセットやイヤホンをしてプレイすることが多い方にはあまり関係ないかもしれません。
接続端子|すこしすくない・ディスプレイ出力可能
項目 | Alienware m16 |
---|---|
接続端子 |
【左側面】
|
接続端子はすこしすくないと感じましたが、USBハブなどを利用すれば問題ありません。
筆者のようにキーボードとマウス、マイクがUSBTytpe-Aだと、端子が足らなくなります。
ゲーム配信・実況なども行うということであれば、すこし工夫をしないといけませんが、一般的にゲームをするのみであれば問題ないです。
側面接続端子 | 背面接続端子 |
---|---|
HDMI出力端子が搭載されているので、ディスプレイ出力も可能です。
また、Alienware m16を閉じた状態で出力できます。
サイズ感・電源について|頻繁に持ち運びはむずかしい・バッテリー駆動時はパフォーマンス低下
項目 | Alienware m16 |
---|---|
サイ ズ/重さ | 幅:368.9 × 奥行き:289.9 × 高さ:25.4 mm / 最大重量:3.25kg(構成によって異なる) |
16インチという大きさであるため、サイズや重量はそこそこあります。
たまに持ち運びをするくらいの頻度であれば、とても便利なサイズ感であるといえますが、毎日持ち運ぶにはやや大きいと感じます。
アカデミック用途と兼用で持ち運ぶということは、できないことはないですが難しいです。
また、バッテリーもちについては決して良いわけではないですし、バッテリー駆動時はパフォーマンスががかなり落ちます。
下記はバッテリー駆動時のFF15のフルHDのベンチマークですが、かなりパフォーマンスがおちることがわかります。
また、後述するFORTNITEでもバッテリー駆動時はかなりカクツキました。
持ち運び時にも電源接続で使用することを前提とした方がいいです。
電源コードもそこそこ重量があります。
また、電源を接続して充電すると約1時間1円程電気代が発生するようです。
充電は2時間から3時間くらいで100%近く充電できました。
外観・接続端子|レジェンドデザイン
Alienwareらしい未来っぽいデザインでとてもおしゃれです。
エイリアンマークやキーボードのイルミネーションカラーは「ALIENFX」という独自ソフトで変更可能です。
お借りしたAlienware m16では新たにインストールして利用しています。
キーボードの「W・A・S・D」のカラーを変更することも可能です。
ちなみに「W・A・S・D」のSキーには凹凸がついており、キーポジションを維持しやすい仕様になっています。
Alienware(エイリアンウェア) m16ゲームプレイ時のパフォーマンス・注意点
「FORTNITE」「Apexlegends」「VALORANT」「ストリートファイター6」「Cyberpunk2077」を実際にプレイしました。
フォートナイト・APEX・VALORANT・ストリートファイター6・Cyberpunk2077のフレームレート
フルHD最高画質でプレイした際のフレームレート(平均値)は以下のとおりです。
ゲームタイトル | フレームレート |
---|---|
FORTNITE | デフォルト:100fps,影OFF:130〜140fps |
Apexlegends | 最高画質165fps |
VALORANT | 250〜300fps |
ストリートファイター6 | 60fps(上限) |
Cyberpunk2077 | デフォルト:70fps、最高画質(オーバードライブ):35fps |
ぜひ参考にしてください。
フォートナイトはそこそこ重たいゲームですが、十分なフレームレートでプレイできます。
描画距離や影の設定次第で130fps以上出ます。
Apexなどは最高画質でプレイすることはないと思うので、お気に入りの個人設定でかなり良いパフォーマンスを発揮すると考えられます。
ゲームプレイ時の注意点|電源接続が前提・騒音が響くと感じるかも
ノートパソコンであるため、バッテリー駆動でもゲームをプレイできます。
しかし、フレームレートは著しく低下し、フォートナイトのプレイなどではカクツキがかなり気になりました。
ゲームプレイ時は電源接続してプレイし、そのほかの作業はバッテリー駆動での運用がいいと考えられます。
ゲームプレイは映し出す映像や処理によってPCにかなり負担をかけます。
CPUやGPUの温度が一時的に上がりやすくなることもあるため、ファンの回転数が上がり、音が響きやすいです。
Cyberpunk2077のような重たいゲームだと60db(扇風機「弱」から「中」)ほど音を発します。
ヘッドセットやイヤホンをしていれば全く気にならない範囲です。
前述しているように「ハイパフォーマンスモード」だとさらに大きい音がなります。
カフェなどの多くの方が周囲にいる状態でゲーミングノートPCによるゲームプレイは控えた方がいいと考えられます。
ゲーミングノート運用時の注意点
- バッテリー駆動だとゲームプレイのパフォーマンスがかなり低下。バッテリー駆動はサブ用途
- CPUの冷却のためにそこそこな音(60dbほど)を発する。ヘッドセットなどをしていると気にならない
- ハイパフォーマンスモードは基本使用しない(CPUへの負担が大きい)
- 公共の場でのゲームプレイは控えた方がいい
>>DELL公式サイトゲーミングPCページはこちら<<
Alienware(エイリアンウェア) m16 などのゲーミングノートパソコンおすすめな人
「ゲーミングノートPCがおすすめな人」「Alienware(エイリアンウェア) m16がおすすめな人」をそれぞれ紹介します。
「ゲーミングノートPCがおすすめな人」で当てはまらない方は、デスクトップPCを選択してください。
ゲーミングノートPCがおすすめな人
Alienware m16やAlienware m16 R2だけでなく、ゲーミングノートPC全般がおすすめな人は以下のような方です。
ゲーミングノートPCおすすめな人
- 持ち運び・省スペース運用必須
- 帰省先・旅行先での気分転換でゲームをしたい
- その他自分なりにノートでないといけない理由がある人
「持ち運びができるという」「省スペース」という点がとにかく重要という方、ノート型でないといけない理由がある方におすすめです。
ゲーミングノートPCはコストパフォーマンスが悪いという意見が多いですが、以上の理由の方はコストパフォーマンスとかではなく、「ゲーミングノートPCでないとダメだ!」という方です。
コストパフォーマンスとかそういう問題ではないです。
すなわち「ノート型でないとダメだ」という方におすすめです。
デスクトップPCとノートPCどちらでもいいという方はデスクトップPC一択です。
Alienware(エイリアンウェア) m16 がおすすめな人
Alienware(エイリアンウェア) m16 R2がおすすめな人は以下のとおりです。
Alienware m16 R2おすすめな人
- エイリアンウェアの外観が好み
- 大画面のゲーミングノートPCが好み
- AI処理による効率よく高パフォーマンスを求める
CPUにCore Ultraシリーズを搭載している点が他のブランドと差別化する部分であるといえます。
AIでパフォーマンスを最適化することにより、バッテリー駆動時も効率よく最高のパフォーマンスを発揮します。
また、Alienwareはとにかく外観が上品でラグジュアリーPCという雰囲気です。
他ブランドのゲーミングノートPCよりも見た目が特徴的で魅力があります。
ゲーミングノートパソコンはやめておいた方がいい方|デスクトップでもどっちでもいい方
前述していますが、ゲーミングノートPCはデスクトップ型よりもコストパフォーマンスが悪いです。
そのため、「デスクでもノートでもどちらでもいい」という方にはおすすめしません。
「持ち運びができなければ困る」という方が利用するPCであると言えます。
デルアンバサダーとは|実機を無料で使用できるプログラム
今回Alienware m16の実機レビューをさせていただけた理由はデルアンバサダープログラムに参加したからです。
筆者の場合はDELL公式サイトからデルアンバサダープログラムの存在を知り、募集していた「Alienware m16体験モニター」に応募しました。
応募方法はとても簡単で、指定のWEBページから必要事項や応募理由などを入力するのみです。
筆者はAlienware m16に応募しましたが、そのほかにもモニターや他のPCなどの募集も行っているようです。
この記事を読んで、DELLの製品を利用してみたいと感じた方は応募してみてください。
まとめ
Alienware m16の実機レビューを紹介しました。
現在はAlienware m16 R2がメインで販売されているようです。
ゲーミングノートPCの購入を考えている方は参考にしてください。
>>DELL公式サイトゲーミングPCページはこちら<<