フロンティアにはゲーミングパソコン以上のハイスペックなパソコン「クリエイターPC」というパソコンが存在します。
クリエイターPCは写真・動画編集やCG制作など、ゲームプレイとは若干異なる負荷に対応し、クリエイティブ作業も快適におこなえるよう設計されているハイスペックなパソコンです。
もちろんクリエイターPCでもゲームプレイが可能であるため、ゲーム+クリエイティブな作業をおこないたい方にもオススメなモデルです。
ゲームプレイと動画編集やCG制作などの作業をおこなうなど、全ての内容に対応できるパソコンをお探しの方にとって参考になる内容です。
また、ゲーミングパソコンとの比較もするので、ゲーミングパソコンをお探しの方にとっても参考になる内容です。
FRONTIER(フロンティア)のクリエイターPC(GHシリーズ)とは
フロンティアのクリエイターPCは主に3つの中からモデルを選び、外観は全てGHシリーズです。
フロンティアのクリエイターPCはビデオメモリの容量が多いモデルとゲーミングパソコンと同等のモデルがあります。
型番 | FRGHB760/CG1 | FRGHB760/CG2 | FRGHB760/CG3 |
---|---|---|---|
CPU | Core i7-13700F | Core i7-13700F | Core i7-13700F |
GPU | NVIDIA RTX A6000 | NVIDIA RTX A4000 | NVIDIA RTX A2000 |
メモリ | 64GB | 32GB | 32GB |
電源 | 1000W | 1000W | 1000W |
価格 | 849,800円 | 329,800円 | 234,800円 |
(価格2023年7月23日時点)
どのモデルもBTOパソコンとして指定された範囲内でカスタマイズ可能です。
例えば、メモリやSSDの容量を増加させたり、CPUクーラーのメーカーを変更したりできます。
このカスタマイズはした方がいい|メモリ容量は64GB以上
クリエイターPCであるため、何かを創作するために利用するという視点で伝えますが、メモリは64GB以上にすることをおすすめします。
特に、動画編集などでAdobe Premier ProやAdobe After Effectsを利用する場合は、ソフトを起動させるだけで多くのメモリ容量を要します。
例えば、Adobe Premier ProとAdobe Illustrator、Google Cromeなどを同時に起動すると、16GB以上では足りないことがあります。
Adobe After Effectsで3Dを利用する場合、メモリ使用量は32GB以上になることもあります。
この画像は筆者が3D処理をするために、動画分析をした際のメモリ使用量(タスクマネージャー)です。
動画を3Dとして捉える分析をしています。
クリエイターPCの用途によって異なりますが、動画制作などをおこなう場合は、メモリ容量を64GB以上にカスタマイズすることをおすすめします。
フロンティアのパソコンはBTOであるため、メモリ容量の増設を注文段階でおこなえます。
メモリ容量が多いか少ないかで作業効率が桁違いですので、メモリ容量はできる限り大きくしてください。
搭載CPU インテルCore i7-13700F|FRONTIER(フロンティア)クリエイターPCの頭脳
3モデルとも搭載されているCPUはIntel13世代のCore i7-13700Fで、ハイスペックに分類される最新のCPUです。
CPUのベンチマークのスコアは以下のとおりです。
ハイスペックなCPUを搭載していることがわかります。
さらに、高性能なCPUを搭載した方がいいですが、処理能力が高く、ビデオメモリ容量の多いGPUを搭載しているため、3DやCGのレンダリングも比較的スムーズにおこなえます。
CPUの性能が重要なシーンは動画レンダリングや創作物の書き出し時です。
ちなみに、Core i7-13700F(消費電力:65W)とCore i9-13900K(消費電力:125W)では、消費電力が2倍違います。
クリエイターPCとして最適なCPUを搭載していると考えられます。
搭載GPU RTX A6000・A4000・A2000|同時処理能力に優れた最高スペックのGPU
型番 | FRGHB760/CG1 | FRGHB760/CG2 | FRGHB760/CG3 |
---|---|---|---|
GPU | NVIDIA RTX A6000 | NVIDIA RTX A4000 | NVIDIA RTX A2000 |
ゲーミングパソコンを購入したことのある方はあまり見たことない型番のGPUが搭載されています。
一般的なゲーミングパソコンには、NVIDIAであれば「RTX4090」「RTX4070Ti」、AMDであれば「RX 7900 XT」「RX6900XT」などが搭載されています。
しかし、フロンティアのクリエイターPCには「RTXA6000」「RTX A4000」「RTX A2000」の見慣れない型番です。
一般的にハイスペックと言われいてる「RTX4090」「RTX4070Ti」のベンチスコアと比較をします。
最新のGPUのベンチマークよりも劣る数値であるため、ゲーミングパソコンとして利用する場合は、RTX4090やRTX4070Ti搭載モデルの方が良さそうです。
しかし、RTX A6000やRTX A4000はGPUのメモリ容量がとても大きいことが特徴です。
RTX A6000 | RTX A4000 | RTX A2000 | RTX4090 | RTX4070Ti |
48GB | 16GB | 6GB | 24GB | 12GB |
※フロンティアのパソコンに搭載されているグラフィックボード参照
RTX A6000はRTX4090のメモリ容量が2倍であり、映像同時処理能力もかなり上であると考えられます。
そのため、同時作業行うことの多いクリエイティブな作業で、RTX A6000はカクつくことなくスムーズに作業できます。
例えば、映像や画像に複数のエフェクトをかけると、スムーズに映像処理されなくてカクつくことがありますが、RTX A6000のようにメモリ容量が大きいと、映像同時処理能力が向上するため、カクつきづらくなります。
早い映像処理能力が必要なゲームプレイではRTX40シリーズが優秀ですが、動きがゲームほど早くない状態でのエフェクト処理などの映像同時処理能力はRTX A6000やRTX A4000が優秀です。
ゲームはRTX40シリーズ・クリエイティブはRTX4090・RTX A6000がおすすめ
フロンティアのクリエイティブPCは「クリエイティブな作業を中心に行うPCが欲しい」という方におすすめですが、RTX4090を搭載したゲーミングPCもクリエイティブPCとしてオススメなので参考にしてください!という感じです。
まとめると以下のとおりです。
クリエイティブな作業が中心 / 息抜きに快適にゲームプレイ | 快適にゲームプレイ / ときどきクリエイティブな作業 | |
おすすめの搭載GPU(おすすめ順) |
|
|
基本的にはミドルスペック以上のRTX40シリーズが搭載されたモデル購入で問題ないです(メモリ容量は多ければ多いだけいい)。
クエリエイターとしてクリエイティブな作業を中心にパソコンを使いたい方はRTX A6000もしくはRTX4090搭載モデルがオススメです。
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クリエイターPCは少し割高|FRONTIER(フロンティア)のセール対象外
前述して気づいた方もいらっしゃると思いますが、フロンティアのクリエイターPCはセール対象になることがないため、少し価格が高いです。
そのため、ビデオメモリの容量が大きいRTX A6000搭載モデル「FRGHB760/CG1」を購入する方以外は、セール対象モデルの中から「RTX4070Ti」「RTX4080」「RTX4090」を搭載したモデルを選択し、メモリ容量を64GB以上にすることをおすすめします。
セール対象モデルであれば、「RTX4070Ti」搭載モデルは多くあり、コストパフォーマンスも高いです。
セールについて知りたい方は、あわせて下記の記事も参考にしてください。
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フロンティアのクリエイターPCについてよくある質問
フロンティアのクリエイターPCについてのよくある質問について紹介して解説します。
はてな
- クリエイターPCとゲーミングPCは結局何が違うの?
- 家電量販店でクリエイターPCを買うのはNG?
- パソコン フロンティア どこの国?
- レイトレックとは何ですか?
- BTO パソコンとは何ですか?
クリエイターPCとゲーミングPCは結局何が違うの?
クリエイティブな作業に特化したパソコンを「クリエイターPC」、ゲームプレイに特化したパソコンを「ゲーミングPC」という用に各メーカーがカテゴライズしています。
実際は、どちらでもさまざまなクリエイティブな作業やゲームプレイができる高性能なCPUやGPUを搭載したハイスペックなパソコンであることが多いです。
しかし、フロンティアのクリエイターPCのように、ビデオメモリの多いGPUを搭載したモデルもあり、クリエイティブな用途に特化したパソコンもあります。
家電量販店でクリエイターPCを買うのはNG?
家電量販店で購入することはオススメしません。
家電量販店は、販売しないといけないモデルが存在することが多く、個人のニーズに沿ったものを購入できない可能性があります。
また、家電量販店で一般的に販売されている「SHARP」「富士通」「NEC」などのメーカーパソコンはスペックが低く割高です。
基本的には、「FRONTIER」「HP OMEN」「GALLERIA」「マウスコンピューター」「レベルインフィニティ」「DELL」などのようなBTO(受注生産)パソコンの販売に特化したメーカーの公式サイトから購入することをオススメします。
パソコン フロンティア どこの国?
FRONTIER(フロンティア)はインバース株式会社が運営する日本のパソコンメーカーです。
工場は山口県に設けられており、山口県からパソコンが発送されます。
フロンティアについて解説した記事もあるので、あわせてご確認ください。
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フロンティアのパソコンをお得に購入するには?
フロンティアでパソコンを購入する場合は、セール情報を確認し、希望のスペックのパソコンがセール対象になっていないか確認してください。
フロンティアは毎週セール情報が更新されます。
セール情報を詳しくまとめている記事があるので、参考にしてください。
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BTO パソコンとは何ですか?
BTOパソコンとは受注生産パソコンのことです。
指定された範囲以内で、PCパーツを自ら選び、注文できます。
多くの場合はGPU性能の変更やメモリ容量の変更、SSD容量の変更などのカスタマイズが可能です。
まとめ
フロンティアのクリエイターPCは、ハイスペックなGPUを搭載したパソコンです。
特にメモリ容量が大きいGPUを搭載しており、同時処理能力に特化しています。
しかし、ゲーミングパソコンの方がコストパフォーマンス的にはいいという部分もあるので、クリエイターPCを探す方はゲーミングパソコンから選択することがオススメです。
フロンティアでパソコンを購入する場合、セール情報を確認して購入した方がいいため、必ずセール情報を確認してください。
フロンティアの最新セール情報を下記記事でまとめているので参考にしてください。
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