ゲームをするためのネット回線選びで「プロバイダ」という言葉を見ることが多いと思います。プロバイダはネット回線を通じてインターネットを利用もしくはオンライン上でゲームをするために必ず必要なものです。
「プロバイダと通信回線会社って違うの？」
「プロバイダってなに？」
そのようなかたむけに、今回はプロバイダについて解説をします。
この記事を読むメリット
・プロバイダという言葉の意味を知ることができる。
・お得にプロバイダと契約できる方法を知ることができる。
・プロバイダと契約申し込みをする代理店について知ることができる。
・おすすめの代理店を知ることができる。
プロバイダとは
プロバイダとは、通信回線を利用してインターネットを利用できるようにする接続業者のことです。パソコンやスマートフォン、タブレットでインターネットを利用する場合、「回線事業者」「プロバイダ」の2つの事業者と契約をしないといけません。
プロバイダと契約することにより、インターネット上の住所であるIPアドレスを取得でき、インターネットに接続できます。
プロバイダには以下のような会社があります。
- GMOとくとくBB
- OCN
- So-net
- @nifty
- plala
- ビッグローブ
- hi-ho
- DTI
- BB.excite
- @TCOM
- AsahiNet
- WAKWAK
上記のようなプロバイダと回線事業者の2つの会社と契約をしてインターネットを利用します。
回線事業者とは
回線事業者は光回線やADSL、CATVなどの通信回線を提供している事業者です。パソコンでインターネットを利用しようする場合、契約しないといけない事業者です。
通信回線は主に光回線やADSL、CATVという方式があり、ゲーム回線として利用する場合、通信速度が速い光回線を利用します。回線事業者には以下のような会社があります。
- NTT東日本、NTT西日本
- KDDI
- ソフトバンク
- ソニーネットワークコミュニケーションズ
- etc
プロバイダとは別にこれらの通信事業者と契約する必要があります。
光コラボレーションが普及している
光コラボレーションとは、回線事業者であるNTT東日本、NTT西日本がプロバイダに光回線を販売し、プロバイダが通信回線の契約を含めて提供しているものです。そのため、「プロバイダ」「回線事業者」2社と契約して、インターネットを利用する方法ではなく、両方の内容を兼ねた光コラボレーションに対応した会社１社と契約することにより、インターネットが利用できます。
現在はどちらかというと光コラボレーションで契約することが多いです。
光コラボレーションで契約できる会社は以下の通りです。
- ドコモ光
- ソフトバンク光
- ビッグローブ光
- SO-NET光(NURO光)
- OCN光
- ぷらら光
- 地方限定回線の多く
- etc
これらの会社でインターネットを契約すると、プロバイダと回線事業者両方と契約したことと同じ扱いとなり、インターネットを利用できます。
ゲーム回線として考える光コラボレーション・プロバイダの選び方
プロバイダをどこで契約するかによって、回線速度や月額料金、利用できるキャンペーンが異なります。光コラボレーションを利用する場合、基本的にはプロバイダは指定されています。そのため、光コラボレーションを選ぶポイントとプロバイダを選ぶポイントは同じです。
(以降「光コラボレーション」も「プロバイダ」に含む）
光コラボレーション・プロバイダの選び方
・回線速度
・エリア
・利用できるキャンペーンの内容
それぞれの選ぶポイントについて詳しく解説します。
回線速度の確認|ゲーム回線は速度が重要
プロバイダによって回線速度は異なるため、回線速度でプロバイダを選んでください。ゲーム回線の場合、下り速度(ダウンロードスピード)が重要で、平均的に100Mbps以上の速度を記録するプロバイダを選びましょう。
多くのプロバイダの公式サイトなどで通信速度を提示しており、通信速度「1Gbps (上り)/ 1Gbps(下り)」などのように表記しています。
上りの通信速度はパソコンからインターネットを介してどこかにファイルを送信する際のスピードです。主な用途として、クラウドにデータを保存したり、メール送信時の通信速度です。
下りの通信速度はインターネットを介してパソコンにデータを受信するときの速度です。ソフトウェアやデータをダウンロードするときなどの通信速度です。ゲームプレイ時はインターネットを介して映像データなどを受信する機会が多いため、下りの通信速度が重要であると言われています。
プロバイダと契約をする前に回線速度を調べる場合、口コミやスピード解析サイトを参考にします。しかし、インターネットを利用する場所が一戸建てかマンションか、使用する時間などによって回線速度が異なるため、あくまで参考程度に調べてください。
・ゲーム回線として重要な速度は「下り(ダウンロード)」
・ゲーム回線として使うなら下りの通信速度は平均的に30Mbps〜100Mbps(100Mbps以上だと快適)
エリアの確認
プロバイダや光コラボレーションが対応しているエリアを確認してください。エリアが対応していないと契約できません。
エリアの確認は、プロバイダの公式サイトで確認できることが多いです。また、公式サイトでエリアが対応していると記載されていても、住んでいる環境によっては対応していないことがあるので、最終的な確認は申込時におこないます。
プロバイダを選ぶ段階では、大まかにエリアを確認し、申込時に再度エリアの確認をします。
・プロバイダのエリアが対応していないと利用できない
・エリア確認はプロバイダの公式サイト
利用できるキャンペーンの内容
通信回線が同じでも契約するプロバイダによって、利用できるキャンペーン内容が違います。また、WEB申込みか店舗で申し込むかによっても異なります。
例えば、プロバイダA社では契約時10,000円キャッシュバックでもB社ではキャンペーンをおこなっていないなどというように異なります。WEB申込では現金で高額キャッシュバックキャンペーンを実施していても家電量販店では家電量販店で使うポイントで還元などのようなことも多くあります。
申し込むプロバイダもしくは申込をサポートする代理店によってキャンペーン内容は異なります。代理店については、この後に解説します。
・プロバイダによってよってキャンペーンが異なる
・キャンペーンや料金、通信速度で比較
・プロバイダと契約する代理店によっても利用できるキャンペーンが異なる
インターネット契約するために代理店に申込み
インターネット回線を接続する申込みは、基本的には代理店経由で申し込みをします。例えば、家電量販店や店舗でインターネット回線の契約をするとします。家電量販店や店舗はインターネット回線を契約するための代理店が設置されていることが多く、直接プロバイダなどと契約しているわけではありません。
代理店には、ヤマダ電機やエディオンなどの家電量販店や店舗で契約をサポートする代理店、オンライン(WEBサイト)で契約をサポートする代理店が存在します。
結論から伝えると、人件費のかからないオンラインで契約する代理店をとおして、インターネットの申し込みをする方がお得であることが多いです。家電量販店や店舗の代理店はあまりお得なキャンペーンをおこなっていません。
・基本的には代理店をとおしてインターネット全般の契約をする。
・「家電量販店もしくは店舗」の代理店、「オンライン(WEBサイト)」の代理店が存在する。
・人件費がかからないオンライン(WEBサイト)の代理店の方がお得に契約できる。
オンラインでプロバイダなどを申込むメリット・デメリット
プロバイダの契約をオンラインで申し込みをするメリットとデメリットを確認します。
オンラインの代理店で申し込むメリット
・時間を選ばずに契約できる
・お得なキャンペーンが多い
・申し込みが簡単
基本的には、家電量販店や店舗よりも便利でお得なことが多いです。特に、オンラインの代理店はキャッシュバック額が高額であったり、他社回線からの乗り換えにかかる違約金の補償があったりとお得なキャンペーンを実施していることが多いです。
オンラインの代理店で申し込むメリット
・ネット環境下で申し込み
オンラインの代理店で申し込みをする唯一のデメリットが、ネット環境下で申し込みをしないといけないこと。しかし、スマートフォンでも申し込みができるので、基本的なデメリットはないに等しいです。
インターネット回線の契約をする場合は、特別な理由がない限りオンラインでの申し込みがおすすめです。
・特別な理由がない限りオンラインで申し込みがおすすめ
・オンラインの方がキャッシュバックキャンペーンがお得
家電量販店や店舗でプロバイダなどを申込むメリット・デメリット
家電量販店や店舗でプロバイダなどを契約申し込みをするメリットとデメリットも紹介します。
家電量販店や店舗で申し込むメリット
・店員さんと直接話ができる
実は家電量販店や店舗で申し込みをするメリットはあまりありません。店員さんと直接あって話ができるメリットはありますが、オンラインでも電話でスタッフと必ず話をします。そのため、家電量販店や店舗ならではメリットはありません。
家電量販店や店舗で申し込むデメリット
・お店に行かないとならない
・営業時間がある
・キャンペーンがあまり魅力的でない
・さまざまなオプションの加入をすすめられる
・時間的な拘束が多い
営業時間内にお店に行かないと申し込みができません。また、お店に行ったとしても来客状況によっては待ち時間が多く発生するため、時間的な拘束が多いです。
各店舗でキャンペーンをおこなっていますが、特定の家電量販店でしか使えないポイントへのキャッシュバックや、多くの有料オプションに加入しないと適用されないキャンペーンなどが多いです。店員さんと対面でオプションをおすすめされると、断りづらいということにより、本当は必要ないオプションにも加入してしまうことも少なくありません。
オンラインで申し込みをする場合に適用できるキャッシュバックキャンペーンは、電子マネーや現金キャッシュバックであることが多いので、多くのお店で便利に利用できます。また、電話越しでスタッフと話をするので、必要ないオプションについては断りやすく、自分の希望通りの内容で申し込めます。
基本的に家電量販店や店舗で契約するメリットはないため、オンラインで申し込みをすることをおすすめします。
・家電量販店や店舗で申し込みをするメリットはほとんどない
・オンラインで申し込みをする場合、電話でスタッフと直接話をするため、話を聞きながら申し込みをしたい人もオンラインがおすすめ
オンライン申し込みできるおすすめの代理店
オンライン申し込みをする際、家電量販店や店舗のように多くの代理店が存在します。大手の代理店から小規模な代理店まで幅広く存在します。また、代理店によってキャンペーン内容が違うため、代理店選びは重要です。
ここでは、お得にオンライン申し込みできる、おすすめの代理店を紹介します。
・GMOとくとくBB
・NEXT
・ソニーネットワークコミュニケーションズ
・etc
それぞれの代理店の特徴を簡単に解説します。
GMOとくとくBB|さまざまなインターネット回線の代理店
GMOとくとくBBはＧＭＯインターネットグループ（株）の代理店です。ＧＭＯインターネットグループはインターネット事業を多くおこなっており、GMOとくとくBB自体は20年以上の運営実績があります。GMPとくとくBBはネット回線をオンラインで申し込みができる代表的な窓口です。
また、「GMOとくとくBB光」というプロバイダも提供しています。
GMOとくとくBBはインターネット回線申し込みの代理店として、多くのお得なキャンペーンを実施しています。
NEXT|地方限定回線の申し込みでお得
NEXTは株式会社NEXTのインターネット回線申し込み代理店です。主にインターネット回線の代理店業務をおこなっており、au
ひかりや地域限定回線（コミュファ光、メガエッグ光、Pikara、BBIQなど）の代理店業務を多くおこなっています。
NEXTは評判や信頼を売りとしているため、電話対応がとても丁寧で、申し込みの相談などをしやすいです。
地域限定ネット回線の申し込みをおこなう場合はNEXTが一択です。
ソニーネットワークコミュニケーションズ|NURO光の申し込みができる
ソニーネットワークコミュニケーションズは、ソニーグループの電気通信事業者でNURO光を中心として代理店業務をおこなっています。
ソニーグループということで、説明する必要がないかもしれませんが、NURO光の契約オプションにPS5の貸し出しがある理由は、ソニーグループの代理店が関わっているからです。
NURO光の契約はソニーネットワークコミュニケーションズを利用して契約します。
プロバイダを乗り換えるときに必要なこと
使っているプロバイダの料金に疑問を思うときに、プロバイダの乗り換えを考えると思います。プロバイダの乗り換えで必要なことを解説します。
違約金について確認|乗り換え先で違約金が免除になることも
プロバイダの乗り換えをおこなうときに最初に考えることは、違約金の有無です。契約中のお問合せフォームや契約書で違約金について確認をしてください。
違約金が発生しない月に乗り換えをすることが一番シンプルですが、違約金が発生する時期に乗り換えても、乗り換え先のプロバイダが違約金を補償するキャンペーンを実施していることが多いです。支払った違約金と同じ額のポイント進呈もしくは現金で還元されます。
しかし、すぐに還元されないことがあるため、乗り換えようと思うプロバイダで確認する必要があります。
・契約中のプロバイダの乗り換えした場合の違約金を確認
・乗り換え先のプロバイダで違約金補償があるか確認
エリアの確認
月額料金やキャンペーン内容が魅力的でも、インターネットを使う場所が対象エリアでなければ契約できません。例えば、ドコモ光からauひかりに乗り換えようと思っても、auひかりがエリアとして対応していない場合は乗り換えできません。
エリアについては、プロバイダの公式サイトに掲載されていることが多いので確認をしてください。万が一オンライン申込でエリア外なのに申し込みをしてしまっても、スタッフが確認するので、契約でされません。
・エリア外のプロバイダとは契約できない
・エリアはプロバイダの公式サイトから確認できる
・オンラインでエリア外のプロバイダに間違って申し込みんでも、スタッフがエリア確認をするので問題ない
ネット回線以外の契約への影響を確認
インターネットのプロバイダを他社へ乗り換える場合、スマートフォンの契約などの連携なども確認をしてください。インターネット回線のプロバイダとスマートフォンをセットで契約することにより、スマートフォンもしくはインターネット料金が割引になるオプションに加入しているかもしれません。
その場合、インターネット回線のプロバイダを他社へ乗り換えることにより、スマートフォンの料金などが高くなり、乗り換えをすることによるメリットがなくなる可能性があります。
プロバイダの乗り換えによって、スマートフォンなどの他の料金への影響も確認してください。
また、プロバイダの変更とともに、スマートフォンなどの契約もプロバイダの割引オプションに合わせるという手段もあります。
・プロバイダとスマートフォンのセットで契約することによる影響などを確認
・プロバイダの乗り換えとともにスマートフォンの乗り換えも状況によっては視野に
まとめ
今回はインターネット回線講座ということでプロバイダついて解説をしました。プロバイダは通信回線を使ってインターネットを利用できるようにするための必要な役割を担っています。
「プロバイダ」「回線事業者」の2社と契約をして、インターネットを利用しますが、近年では「光コラボレーション」という「プロバイダ」「回線事業者」をセットにした契約方法が多く普及しています。
プロバイダと契約をする場合は、代理店に契約申し込みをしますが、スマートフォンが利用できないなどの理由がない限り、オンラインで申し込みをすることがおすすめです。
ゲーム回線として高速のインターネット回線を契約しようと思うと、プロバイダ選びはとても重要です。オンラインでゲームをするために、エリアに対応しているプロバイダの中から、通信速度や料金などで納得のいくプロバイダと契約をしてください。
他の記事で、ゲーム回線としておすすめの回線を紹介しているので、参考にしてください。